フリーランスエンジニアにおすすめの”低マージン”エージェント3選【比較】

20代フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント

会社に雇用されている正社員と異なり、フリーランス(個人事業主)エンジニアは自分で案件を獲得し、交渉、契約をしなければいけません。また、本来営業ではないエンジニアが営業をするのは圧倒的に非効率です。

そんな中、近年注目を集めているのがフリーランスエンジニア特化型の転職エージェントです。

この記事では、エンジニアとしての実務経験が2年以上あるエンジニアを対象にフリーランスエンジニアに今なるべき理由やおすすめのエージェントを紹介していきます。

フリーランスエンジニアになるには”半年以上の実務経験”が必要だが、2年以上がベスト

「自分はフリーランスエンジニアに到底なれない」と考えている方も多いと思います。しかし、実際は「半年以上の実務経験」があればフリーランスエンジニアになれます。単価感としては、月収30万円〜35万円。1年であれば40万円、2年以上で50万円以上が相場です。

注意点としては、2年以上の実務経験がないと根本的には年収が上がらず、フリーランスとして”成功した”とは言えません。というのも、フリーランスになると自分で以下の税金を支払わなければいけません。

  1. 所得税
  2. 住民税
  3. 国民健康保険税
  4. 個人事業税

フリーランスの場合、退職金がなく厚生年金もないため年金支給額はわずかです。そう考えると、フリーランスは正社員の2倍の給料をもらって同等程度だと考えるのが普通です。

つまり、実務経験2年以上でフリーランスに転向するといいでしょう。

※詳しい金額は下記のブログを参照ください。

2倍の収入と信頼できる長期の取り引き相手
この2つを手に入れたときに初めて、あなたのフリーランスは「成功した」と言えるのです。

引用:あまねしく

派遣社員専門エージェントではなく、フリーランス専門エージェントを利用する大きなメリットは低マージン(手数料)

おすすめのフリーランス専門転職エージェントを紹介する前に、なぜエージェントを利用する必要があるのかを少し説明します。

端的に述べると、低マージンだからです。

もちろん個人で営業をする必要がなくなる点や契約にまつわる事務作業の時間削減などあげるとキリがないほどメリットがあります。ただ、一番のメリットは手数料のピンハネを大幅に抑えられ、エンジニアの年収が上がることだと考えています。

例えば、派遣社員専門エージェントの利用では平均40%の手数料が取られるところ、フリーランス専門エージェントでは平均10%程度の手数料とその差は明らかです。

年収を大幅に上げたいエンジニアを筆頭に、営業力がなく、ツテやコネがないエンジニアはエージェントの利用をおすすめします。

フリーランスエンジニア特化型転職エージェントを選ぶ2つのポイント

ここまで、低マージンやエージェントのメリットを述べてきましたが、以下2つのポイントを元におすすめの転職エージェントを紹介します。

1.低マージンであること

上述したように、フリーランス専門エージェントは平均10%程度の手数料(マージン)です。

しかし、これはあくまで平均の話であり、エージェントによってはもっと取られる場合もあります。当記事では中でも低マージンを誇るエージェントを中心に紹介していきます。

※正確なマージン率は非公開ですが、実際に利用するとこっそり教えてくれます。

2.案件数が多いこと

案件数が多いエージェントを利用するのも希望に合った案件を探す上で重要です。

案件保有数が数百〜数千とエージェントによりピンキリですが、出来るだけ保有案件が多いエージェントを利用すると実績も兼ね備えたカウンセラーと営業が在籍しています。

案件数の多さ=各社からの信頼度の高さとも言えます。

フリーランスエンジニアにおすすめの”低マージン”エージェントランキングTOP3【比較】

フリーランスエンジニアにおすすめの”低マージン”エージェント3選は、以下になります。

順位エージェントマージン
1位レバテックフリーランス非公開
2位ギークスジョブ非公開
3位Midworks20%(実質15%程度)

すべて無料、かつ相談だけでも利用可能なので、ぜひ有効活用してください。

1位 レバテックフリーランス
【おすすめ度★★★★★

レバテックフリーランス

公開案件数勤務地マージン
 2534件関東
(東京・神奈川など)
関西(大阪)
非公開

「レバテックフリーランス」はこんな方におすすめ

  • 業界最大手の実績あるエージェントを利用したい方
  • 業界屈指の保有案件数と低マージン率のエージェントを利用したい方

レバテックフリーランスは「レバテック株式会社」が運営するサービスの一つであり、他にもエンジニア専門転職エージェント「レバテックキャリア」やWEBクリエイター専門転職エージェント「レバテッククリエイター」などがあります。

IT業界内では、最大規模の案件数と実績を誇る頼れるフリーランス特化型転職エージェントです。主な特徴は以下の3つになります。

1.業界屈指の低マージン率(中間マージン)

レバテックフリーランス中間マージン

出典:レバテックフリーランスより

上記でも述べたとおり、ただフリーランスエンジニアになれば成功ではなく、正社員の2倍以上の額を稼いで成功と捉えるべきです。

そのためには、低マージン率のエージェントを利用する必要があり、その中間マージンを実現しているのが「レバテックフリーランス」だと言えます。

詳細なマージン率は非公開のためここに記載することは出来ませんが、レバテックの案件の90%以上が直案件であり、余計な仲介手数料を取られていないことが上記の画像からわかります。

2.高単価案件と豊富な案件数(関西・大阪も豊富)

契約単価

出典:レバレジーズ株式会社

上記画像は、レバレジーズ株式会社がレバテックフリーランスを利用するエンジニアを対象に行った契約単価に関する調査です。

着目していただきたい点は、フリーランスエンジニアの4割が60万円〜69万円の案件に参画している点ではなく、27.5%が70万円以上の報酬をもらっている点です。つまり、3696件中1016件が70万円を超える高単価案件だとわかります。

さらに、レバテックフリーランスは年間8万件、月間にすると400件以上の新規案件数を誇ります。この数字は他社である「ギークスジョブ」や「MidWorks」よりも豊富だと言えます。

保有案件レバテック

3.顔合わせ同席や契約書作成のサポート、参画後フォローが充実

レバテックフォロー

初めてフリーランスになるエンジニアはわからないことだらけでしょう。初めての現場ならなおさらです。しかし、レバテックフリーランスでは参画初日は企業担当も一緒に現場まで同行するため余計な不安も持たずに業務を開始できる工夫がされています。

さらに、参画中も定期的なヒヤリングを通じて、サポートをする約束をしており、上記のようないい評判もいただいています。中でもトラブルが起きた時や聞きづらい残業代の有無や稼働が増えすぎた際のサポートに対して、穏便にサポートしてくれます。

レバテックフリーランスのデメリット

  • 案件が東京都渋谷区に集中している
  • 原則的にマージン率が非公開

2位 ギークスジョブ(geechs job)
【おすすめ度★★★★☆

geechsjob

公開案件数勤務地マージン
 1347件関東
(東京・神奈川など)
関西(大阪)
非公開

「ギークスジョブ」はこんな方におすすめ

  • レバテックが扱っている案件以外を取りこぼしたくない方
  • 副業支援や手厚い福利厚生プログラム(フリノベ)を利用したい方

レバテックフリーランス同様、豊富な案件数を誇るのが「ギークスジョブ」です。

ギークスジョブもマージン率は非公開ですが、他のエージェントと比べると低マージンを誇るエンジニアに優しいフリーランスエンジニア特化型エージェントになります。主な特徴は以下になります。

1.副業支援や手厚い福利厚生(フリノベ)

フリノベ

正社員よりも福利厚生の面で劣るフリーランスエンジニアのために安心して長く働けるよう、作られたのがITフリーランス向け福利厚生プログラムの「フリノベ」です。

主な福利厚生は以下の5つになります。

  1. 副業支援(オンラインプログラミング講師)
  2. 英語学習(セブ島語学留学割引など)
  3. スキルアップ支援(ITスクール割引)
  4. 税理士関連支援
  5. キャリアアップ勉強会・交流会

厳密には健康診断などもここに加わりますが、スタンダードプランからプレミアムプランへの変更が必要となります。

中でも海外への転職を考えている方は、フリーランス同士のネットワークを活かしつつ、英語学習を継続していけば現地スタートアップ企業などで活躍する道が開けます。フリーランスであれば、英語学習に費やす時間や生の現地情報を得るためのネットワーク、移住に必要なビザ情報など時間がかかる勉強と下調べを入念に行うことも可能です。

上手に福利厚生プログラムを利用してエンジニアとして海外で活躍する道も大いにあり得ます。

ギークスジョブのデメリット

  • エンジニアとしての実務経験が最低3年以上必須
  • 原則的にマージン率が非公開

3位 Midworks
【おすすめ度★★★☆☆

Midworks

非公開案件数勤務地マージン
 約2000件関東
(東京・神奈川のみ)
一律20%

「Midworks」はこんな方におすすめ

  • 正社員のような福利厚生を望む方
  • 一律マージン率で損をしたくない方

安定志向のフリーランスエンジニアから最も注目されているのが「Midworks」です。

その理由は以下になります。

1.正社員のような福利厚生

正社員のような保障を提供

フリーランスだと心配することが多い保証面ですが、Midworksでは社員時同様、年金・賃金・支払継続・保険等を受けることができます。

引用:Midworks

公式サイトにも掲載されているように、Midworksでは正社員時代と同様に「年金・賃金・支払い継続・保険など」を保障しています。さらに、書籍や勉強回費も1万円まで受け取れるだけでなく、確定申告用の会計ソフトも利用できます。

マージン率が20%と高く設定してあるのもこれだけの保障を約束してくれているので要因であり、実質的には15%程度のマージン率だと言えます。

2.友達紹介キャンペーンであなたと友人に18万円をプレゼント

Midworks紹介

Midworksでは、期間限定で「友達紹介キャンペーン」を実施しています。

簡単に言うと、Midworks経由で友達を紹介して案件への参画から1ヶ月が経つと、紹介したあなたと紹介されたお友達に6万円ずつをプレゼントするキャンペーンです。さらに、お友達が3ヶ月間継続利用することであなたにもお友達にも3万円がプレゼントされます。つまり年間18万円、合計36万円があなたと友人に与えられます。

エージェントの利用は、複数登録して案件を厳選するのが常識でもあるのでこうした機会を利用してフリーランスになりたいお友達や既に他のエージェントを利用しているお友達を紹介するといいでしょう。

3.一律のマージン率で損をしない

エージェントがマージン率を公開しない主な理由は、マージンを取れるエンジニアからできるだけ取るためです。なぜなら、マージン率を公開してしまうとエンジニアに嘘をつけないから。取れるエンジニアからできるだけ手数料をとり、エージェントに複数登録している知識あるエンジニアからは相場の手数料に収めるわけです。

しかし、Midworksのように手数料を公開しているエージェントであれば、ごまかしは効きません。全てのエンジニアは一律20%の手数料でサポートをお願いするようことができます。

Midworksのデメリット

  • 関東以外の案件がない点

エージェント利用の流れ

利用方法は以下のようになります。

  1. 下記サイトからエントリー
  2. 個別説明会(スキルシートを元に、担当営業と個別面談)
  3. 案件の紹介(稼働1ヶ月前〜)
  4. 商談(担当者が同行し、案件の説明と自己PR)
  5. 交渉成立
  6. 作業開始

口下手なエンジニアでも営業担当者が同行し、あなたの魅力を最大限引き出してくれるので安心して身を任せましょう。彼らエージェントはそれが仕事ですし、その道のプロです。

複数のフリーランスエージェントに登録して中間マージンを抑えよう

最後になりますが、稼ぐことを重要視する場合、どうしてもマージン率を考えざるを得ません。上記「Midworksの特徴3」でも述べたように、適正なマージン率に抑える簡単な方法は複数のエージェントを利用して、マージン率を見比べることです。

交渉に関する問題は、技術はあるけど営業は下手と言われるエンジニアが最も苦手なスキルでもありますが、複数のエージェントを利用するだけで年間数百万円トクするのであればこれだけ楽な解決策はないでしょう。

超売り手市場でもあるエンジニアは、足元を見られないように自分の相場を知り、強気でいることが大事だと言えます。

まとめ:フリーランスエンジニアは不安定ではない

最後に述べたいことは、フリーランスエンジニアは、全然不安定ではないことです。

各エージェントの特徴を隅々まで見ていただいた方ならそれがよくわかると思います。Midworksの「正社員のような福利厚生」しかり、ギークスジョブの「フリノベ」しかり。フリーランスになる土壌は完全に整っており、あとはあなたの勇気とスキル次第です。

最悪の場合、フリーランス時代に培った人脈を生かしてフリーランス同士手を取り合って起業をし、サービスを作り出せばいいわけです。それがダメなら海外に行くことだって可能です。

常に先を考えていれば、リスクは限りなくゼロに抑えることが可能なのが「フリーランスエンジニア」だと思います。これだけ自由に働く場所や人、周囲の環境を大きく変えられる職業は他にはありません。スキルと勇気さえあれば、どこでも通用することを一度フリーになって実感して見てください。「なんでもっと早く一歩を踏み出さなかったんだ」と疑問に思うはずですよ。

第二新卒におすすめの転職サイト・転職エージェントのランキングを分かりやすくまとめました。第二新卒の方、20代未経験転職をされる方はぜひ参考にしてください。