就職活動の時に希望条件に合う正社員の仕事が見つからず、派遣社員として働き続けている人が多くいます。
働き方やキャリアは十人十色。正解はありません。
派遣で働いているということには、正社員にはないメリットもたくさんあります。
残業がなくプライベートの時間を大事にできる、時給が良い、責任のある仕事ではなく負担が少ないなど、派遣でいることの心地良さを感じてしまう人も少なくありません。
しかし、あなたが男性なら、20代前半の最後である24歳までに正社員を目指すべきです。
実際に派遣社員のまま男性が年を重ねていくことには様々なリスクを伴います。
20代という若さに楽観視せず、早め早め24歳までに派遣社員というスタイルでの働き方を捨て、第二新卒の正社員枠を狙って正社員になることを考えることが賢明です。
なぜ派遣社員のままでいることが危険なのかについて紹介します。
年収が上がらない
派遣社員は一時的に考えると、時給も良く24歳時点では周りの正社員よりも意外と年収が高くなるケースもあります。
責任のある仕事をして、忙しく働いている正社員と比べて、派遣社員でいる方が収入が多いうえ仕事も楽と考えると、現状維持で良いかなという気持ちにもなるでしょう。
しかし正社員の場合は、少しずつ月々の給料やボーナスが上がりやすく、5年後10年後の収入は確実に差が開いていきます。
派遣社員は年齢を重ねるごとに時給が上がるということはなく、今のままの収入から大した変化はないでしょう。
一人で生きていく場合には、自分の分だけを稼げば良いと考えてしまいますが、この先出会いがあって結婚したいと思った時でも、派遣社員では家族を安心させることができず、結婚を諦めざるを得ないでしょう。
また自分一人で生きていく場合にも、老後の資金などを考えるとリスクが伴います。
正社員になれない
派遣社員が嫌になってから正社員になれば良いと楽観的に考えて方もいるでしょう。
しかし年齢を重ねるごとに正社員として就職をすることが難しくなります。
派遣社員として働いている会社で正社員になれる可能性があると言われることもありますが、正社員の給与条件の良い企業ほど正社員は正社員、派遣は派遣として分けて考えていることが多いのが事実で、あてにしないほうがいいでしょう。
あなたの仕事の能力、コミュニケーション能力がよほど優れていて、企業の正社員枠が空いていた場合は別ですが、派遣から正社員に登用されるケースは多くはありません。
正社員になりたいと思っても、30代を過ぎると年齢的なものがネックになり、本人が強く希望しても正社員として雇用されることが難しくなります。
確実に正社員を目指すなら、20代のうちに、できれば20代前半である24歳までに就職活動をしておくべきです。
雇用する企業側からしても、20代後半以降になれば何も経験もスキルもない人材を積極的に採用しようとは考えづらいのが現状です。
24歳という年齢であれば、まだ第二新卒という枠で正社員になるべく就職活動をするチャンスがあります。
年齢的に正社員になることを考えて動き出すのであれば、今しかないと思う気持ちを持つことが大事です。
不景気になると打ち切られる
派遣社員では正社員のように雇用が守られておりません。
不景気になり業績が悪化すると、真っ先に派遣社員が打ち切りになって仕事を失ってしまいます。
新たな雇用先を探すにしても、景気が悪いという状況はどこも同じなので、なかなか派遣社員を雇うという企業が出てこない可能性があります。
そういった際に、職が見つからずに生活に見通しがつかなくなるということが考えられます。
派遣社員はプライベートの時間が持てるというメリットがありますが、時間だけあってお金がなくては生活していくことができません。
非正規雇用の経験はキャリアにはならないので、ずっと派遣社員を続けてきた経歴があったとしても、40代、50代と年齢を重ねていくにつれて
派遣社員としても声がかからなくなる状況も想定されます。
そうなってから就職したいと思っても、時すでに遅しでどうしようもないという状態になってしまうのです。
年齢を重ねるごとに自分の先についての不安が高まっていきますし、これから高齢社会になり、先では年金がもらえるかどうかわからないとも言われている中で
自分である程度のお金を稼ぎ出すことができないことは、リスクが高すぎるのです。
まとめ
このように24歳男性が派遣社員でいることに対して、現状では満足していたとしても、先では様々なリスクが降りかかってきます。
そういったことリスクがあるために、しっかりと考えている女性は、派遣社員の男性を敬遠して恋愛をする上でも、結婚をする上でも不利になってきます。
今が良かったら良いではなく、10年後、20年後、30年後までのことを考えて、今のうちに正社員になって、少しづつキャリアを重ねておくことがお勧めです。
まだ第二新卒として間に合ううちに、一歩踏み出すことでリスクが回避できるのです。
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