25歳というと、会社員になってから約3年の月日が流れようとしています。
そして、同世代との年収差を気にする頃じゃないでしょうか。
そこで、25歳の男女は平均でどの程度給与を貰っているのか、国税庁の統計を元に計算しました。
また、それに伴い気になる年収の上げ方も公開していきます。
25歳の平均年収とは?【第二新卒・平均給与】
25歳男性 | 25歳女性 | |
平均年収 | 322万円 | 264万円 |
平均月収 | 27万円 | 22万円 |
出典:国税庁長官官房企画課民間給与実態統計調査を元に計算(平成27年9月実施)
以上が統計をもとに計算をした結果となります。
あなたの年収は平均を上回っていますか?それとも、下回っていましたか?
東京などの大都市と地方では、かなりの差があります。
その点も踏まえて考えてみてください。
また、業界によってもかなりの差があります。
以下の表をご覧ください。
業界別の平均給与額
平均給与額 | 平均給与・手当 | 平均賞与 | |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 655万円 | 554万円 | 101万円 |
金融業・保険業 | 610万円 | 470万円 | 140万円 |
情報通信業 | 593万円 | 483万円 | 110万円 |
学術研究・専門・技術サービス・教育・学習支援業 | 507万円 | 413万円 | 94万円 |
製造業 | 488万円 | 394万円 | 93万円 |
建設業 | 460万円 | 407万円 | 54万円 |
不動産業・物品賃貸業・運送業・郵便業 | 416万円 | 369万円 | 47万円 |
複合サービス事業 | 388万円 | 312万円 | 76万円 |
医療・福祉 | 379万円 | 325万円 | 54万円 |
卸売業・小売業 | 354万円 | 308万円 | 46万円 |
サービス業 | 342万円 | 304万円 | 37万円 |
農林・水産・鉱業 | 290万円 | 257万円 | 33万円 |
宿泊業・飲食サービス業 | 237万円 | 223万円 | 14万円 |
出典:国税庁長官官房企画課民間給与実態統計調査を元に計算(平成27年9月実施)
業界別の給与額の平均を計算した数値になります。
一位である「電気・ガス・熱供給・水道」は、655万円の平均給与額となります。
一方、最下位である「宿泊業・飲食サービス業」は、237万円の平均給与額となります。
その差は、なんと418万円となります。
具体的な数値はありませんが、「宿泊業・飲食サービス」では400万円を超えるのも大変だと言えます。
つまり、業界によってある程度の限度額が決まることを現しています。
さらに、もう一つデータをご覧ください。
2017年の平均昇給額
昇給率 | 具体的な昇給額(25万円の給与の場合) | |
中小企業 | 1.45% | 3500円 |
大企業 | 2.59% | 6500円 |
公務員 | 1.66% | 2万円~(昇給するごとに給与が増えるため) |
出典:リクナビNEXT
上記の図は平均昇給額を示した図になります。
見て頂ければわかると思いますが、一年で3500~6500円程度しか給与は上がりません。
仮に、現在の月給が25万円だとすると月給30万円を超すには約10年もかかる計算となります。
10年間経ってやっと月給30万円を超す事実を目の当たりにして、「そんなに時間がかかるのか」と思いませんでしたか?
そんな人のために、この3つのデータを使って「25歳の男女が年収を上げる方法」を解説していきます。
25歳で年収を上げる方法は転職すること【第二新卒】
もうお分かりだと思いますが、年収を上げるには「転職」をする必要があります。
この転職はあなたを「再査定」する場となります。数年働いてきてスキルや経験が多少ついてきたでしょう。そのスキルや経験は、新卒の時の自己PRとはわけが違います。
つまり、実務経験を磨いてきたことであなたの価値をもう一度見直してくれるのが転職市場です。
しかし、どのように転職を行えばいいのでしょうか。
下記に2つの答えを記載しました。ご覧ください。
- 異業種・異業界へ転職をする
- 同業他社へ転職する
一つずつ解説していきます。
25歳で年収を上げる方法:異業種・異業界へ転職する
冒頭の2つ目の資料でお分かり頂けたと思いますが、業界によってすでにある程度の年収が決まってしまいます。
そのすでに決められた年収を上げるには、異業種・異業界へ転職するしかありません。
例えば、平均給与額237万円の飲食店に勤める女性が平均給与額593万円の情報通信業であるIT業界へ転職すると、確実に今までの年収よりアップするでしょう。
ここでの注意点は、自分にはできないと勘違いしないことです。
どうしてもやったことがない、見たことがない仕事に対して、自分にはできないと限界を決めてしまいますが、そんなことはやってみないとわかりません。
例えば、現在深刻な人手不足で喘いでいるIT業界は、プログラミングが出来ると引く手あまたなのを知っていますか?
そして、社会人をやりながらプログラミングスクールに通うことや就職保障が付いたプログラミングスクールがあることも知っていますか?
試しにオンラインブートキャンプ 無料体験を見てみてください。
オンラインでプログラミングを学べるテックアカデミーが運営しているスクールでパソコンとインターネット環境があればどこでも学べるようになっています。
このように資格やスキルを磨くことで異業種・異業界へと転職することができます。
メリットとしては、手に職をつけるような業界は基本的に人不足なため、生涯仕事に困らないようになります。
IT業界のみにかかわらず、士業になるという方法もあるため、様々な方法があることを事前に調べてみてください。
下記の記事でも未経験でもインフラエンジニアになれる転職エージェントを紹介しています。
首都圏での転職が条件になりますが、IT業界への転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
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25歳で年収を上げる方法:同業他社へ転職する
2つ目の年収を上げる方法は、「同業他社」へ転職することです。
一見、すでにある程度決められた業界を変えない転職は年収が変わらないのではないかと疑問を持つと思います。
しかし、転職は再査定の場であると先ほど述べました。そのため、同業他社への転職でも年収が上がることが多いです。
新卒の時についた年収は、新卒のときのスキルや経験を元に決められています。
そして、社会人3年目25歳での転職は新卒とは異なりスキルや経験を持った状態で再評価されます。このことから、年収が上がる確率が高いと言えます。
ただ、注意点として多くのメリットとデメリットが存在します。詳しいメリットとデメリットは、「25歳での転職が異業種へのキャリアチェンジをするチャンス」で解説しています。
ぜひ、ご覧ください。
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まとめ
- 25歳男性の平均年収は322万円
- 25歳女性の平均年収は264万円
- 業界平均年収の差は最大で418万円
- 中小企業の昇給額は3500円
- 大手企業の昇給額は6500円
- 年収を上げるには転職するのが手っ取り早い
以上が第二新卒、25歳の平均給与になります。
下記の記事も参考にして、転職活動に役立ててください。