第二新卒で受かりやすいのはIT企業と介護|事務職は難しい

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※本記事には一部、広告が含まれています。

第二新卒で初めて転職する際に気になるのが以下の点でしょう。

  1. 受かりやすい業界、職種は?
  2. 受かりやすい人の特徴は?
  3. 受かりづらい業界、職種は?
  4. 受かりづらい人の特徴は?

今回の記事では上記の点について深く掘り下げていきたいと思います。

第二新卒で初めて転職活動をする方の参考になれば幸いです。

【第二新卒におすすめ転職サービス3選】

転職サービスこんな方におすすめ特徴
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第二新卒で受かりやすいのはIT企業と介護・建設|事務職は難しい

まず初めに、第二新卒で受かりやすい業界と職種、受からない業界と職種を紹介します。

結論から述べると、数ある業界と職種の中でも最も受かりやすいのが、IT業界の全職種です。

一方、受かりづらいのが事務職です。

その根拠となるデータを大手転職エージェントである「DODA」や政府の「厚生労働省」が公開していました。

求人倍率から見る転職市場

転職市場

有効求人倍率とは?

企業からの求人数(有効求人数)を、公共職業安定所(ハローワーク)に登録している求職者(有効求職者数)で割った値のことで、雇用状況から景気を知るための統計資料の一つです。

職種求人倍率
全体1.85
営業系1.61
企画・管理系1.63
技術系(IT・通信)8.25
技術系(電気・機械)2.97
技術系(メディカル)1.48
技術系(化学・食品)0.83
技術系(建築・土木)4.58
専門職5.16
クリエイティブ系1.32
販売・サービス系0.49
事務・アシスタント系0.19

出典:「DODA転職求人倍率レポート(2021)

上記は、2021年5月に行われたDODA転職求人倍率レポートから出典した図になります。

赤色の職種と有効求人倍率に注目してください。

最も高い値が「技術系(IT・通信)」で「8.25」ポイントとなります。
一方、最も低いのが「事務・アシスタント」で「0.19」ポイントになります。

つまり、「技術系(IT・通信)」は一人の求職者に対して8.25枠もの求人があるのに対し、「事務・アシスタント」は0.19しか求人がないのが現状だと言えます。

事務・アシスタントの場合、1つの求人に応募した場合、最低でも5人以上のライバルに面接で勝たなければいけません。

事務職の競争倍率の高さがよく分かると思います。IT・通信は事務職の40倍以上で人材不足で苦しんでいるのがわかると思います。

また、以下の厚生労働省が令和3年8月に発表した職業別の有効求人データも参照下さい。

 

IT業界についての調査データはないものの、事務職(事務的職業)の有効求人倍率が0.35と低く、一方介護サービスの有効求人が3.63、建設業が4.84と人材不足に困っている状況が見て取れます。

特に介護は21万人もの有効求人が出ており、深刻な人材不足となっていることが理解できるでしょう。

以上から、倍率が低いIT企業と介護・建設であり、事務職は倍率が高く競争が激しいため難易度が高いといえます。第二新卒など未経験領域で転職する人にはとても参考になるデータでしょう。

有効求人倍率だけではない、事務職が受かりにくい他の理由

IT企業

IT業界が転職・就職しやすいことは事実です。既に有効求人倍率が高く人手不足のうえ、更に今後2030年には最大79万人も不足するとも言われており、暫くこの売り手市場は変わらないでしょう。

一方、事務職は有効求人倍率が低く、単純に求人数も少ないですが、他にも第二新卒が事務職が難しい理由があります。

それは、経験者重視だからです。

経理職や貿易事務職など非常に人気が高いバックオフィス系の職種に就く方のほとんどが新卒で入社した会社で実務経験を積んでいます。

第二新卒者は、このようなすでに経験がある方と転職市場で職の取り合いをしなければいけません。

これでは、いくら英語がペラペラでも英語を使った事務職に就くことは相当困難であると容易に想像がつきます。

実際、筆者も第二新卒で事務職に応募した際は、1つの求人に対して65人から応募があったと転職エージェントに聞かされました。

この高い競争倍率では、いくらなんでも採用に受かる可能性が極めて高いでしょう。

第二新卒での転職は、ポテンシャル採用であることからこうした有効求人倍率を見て入りやすい業界・職種で挑戦するのも作戦と1つとなります。

 

有効求人倍率の落とし穴|成長市場かどうかを確認しよう

上記で有効求人倍率が高い業界、職種として、IT企業・介護・建設の3つを紹介しました。

しかし、筆者の見解を述べればIT企業と介護業界はおすすめできるが、建設業界はそこまでおすすめできません。

というのはITと介護は成長産業ですが、建設関係は成長産業とは言い切れないからです。

公務員でもない限り、長く安心して働きたいという方はにとって成長産業で働くことは必須です。

IT業界の市場規模


IT人材はエンジニアを含め、今後も需要が高まるばかりです。
また、ITはあらゆる業界を横断的に利用されるサービスです。
政府も2020年にデジタル庁を発足させていることからも、今後ますます成長市場であることは納得できるでしょう。

介護業界の市場規模


高齢者が益々増える日本社会において、介護業界が成長市場であることは疑う余地がありません。
また、日本の次は今後、海外諸国も高齢社会と徐々にシフトしてきますから、今後の海外展開などの可能性なども感じられるでしょう。

建設業界の市場規模


過去10年間あたりは東日本大震災からの復興、東京オリンピック開催などあったため、市場規模が増加傾向にありましたが、長期目線では1990年のバブル崩壊前あたりがピークだったといえるでしょう。今後の住宅需要は空き家が増えていたりすることからも、建設業全体の将来の伸びしろは不透明といわざるを得ないのが事実です。
ただ職場では体力がある20代~30代は重宝される(採用されやすい)でしょうが、長い目で安心して働くには出世する必要があるでしょう。

 

第二新卒で受かりやすい人、受からない人の特徴と、入りやすい業界

第二新卒で受かりやすい人

とはいえ、どれだけ倍率が高くても採用されるような「受かりやすい人」がいるのも事実です。

一方、どれだけ採用面接を受けても「受からない人」がいるのもこれまた事実です。

ここからは、両者の主な特徴を1つずつ紹介してきます。

第二新卒で受かりやすい人 挫折経験を糧に強い意欲が感じられる人

挫折経験を糧に強い意欲が感じられる人は受かりやすい傾向にあります。

というのも、第二新卒者の採用ポイントは「ポテンシャルがあるかどうか」にかかっています。

言い換えると、自発的に成長していけるかどうかを採用側は見極める必要があります。またすぐに辞められては、経費がかかる上に無駄な仕事を増やすだけなのでたまったものではありません。

そこで、採用担当者が見る点は、「以前の早期離職という挫折経験を反省し、それを糧に強い意欲で仕事に打ち込む気概がある人」という所に着目しています。

能力的なポテンシャルのみならず、意欲の強さも「ポテンシャル」のありなしに関わるので、覚えておきましょう。

第二新卒で受からない人 辞めた企業の悪口と退職理由をいくつも話す人

受からない人の特徴として、採用面接で「辞めた企業の悪口」と「退職理由をいくつも話す人」を挙げています。

採用面接で見られる主なポイントは、「退職理由」になりますが、こうした悪口や何が原因かしっかりと分析できていない人に対して「早期離職を繰り返すだろう」といった印象が残ります。

それもそのはず、悪口を言っている第二新卒者を採用すれば、次は自社の悪口を言われるだろうと思いますし、主張に一貫性がない人は信用に欠けます。

絶対にこのような悪口や一貫性のない主張はしないようにしましょう。

退職理由に関する詳しい話は下記の記事を参考にしてみてください。

第二新卒で入りやすい業界 IT業界と介護、アパレル、飲食など

上記で述べたとおり、第二新卒で入りやすい業界はIT業界や介護、アパレル、飲食などの人手不足の業界になります。

これは、第二新卒に限らずほぼ全ての年代の転職者が比較的入りやすい業界であり、慢性的な人手不足が原因で入りやすい業界と化しています。

一方、第二新卒のみが入りやすい業界はないのが現状であり、資格や経験を武器に転職活動を成功させる必要があります。また、面接対策を万全の状態で行い内定を勝ち取ることが必須となります。

 

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まとめ

  1. 第二新卒で受かりやすい、入りやすいおすすめ業界は”IT企業”と”介護”
  2. 第二新卒で受からないのは”事務職”
  3. 受かりやすい人は”挫折経験を糧に強い意欲が感じられる人”
  4. 受からない人は”辞めた企業の悪口と退職理由をいくつも話す人”

以上が「第二新卒で受かりやすいのは”IT企業”受からないのは”事務職”」のまとめになります。

ぜひ、下記の記事も参考にしてみてください。

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