25歳というと、様々な岐路に立たされているかと思います。
中でも「転職」は、一番ホットな話題じゃないでしょうか。また、具体的に転職を考えていくと転職サイトを使おうか、転職エージェントを使うおうか悩んでいるかもしれません。
しかし、その前に具体的に考えておかなければいけないことがあります。
今回の記事では、「転職方法を考える前に向き合うべき現実的な選択」についてお伝えしていきます。
25歳は一番キャリア(転職)について考える年齢
大卒の方だと社会人になってから約3年。
よく石の上にも三年と言われるように、「とりあえず」の3年が経ったころかと思います。
そして、この時期になると、多くの人が「この会社にずっと居続けてもいいのだろうか?」、「このままいったら上司のようになるんじゃないんだろうか」と不安に襲われるでしょう。
この不安は決してあなただけではなくて、文系の大卒が主に抱える悩みだと言えます。
なぜなら、会社で直に活かせる専門分野を大学で学んで来なかったからです。
つまり、大学3年の終わりから就職活動を始めた文系学生は約1年で最初のキャリアを選んだことになります。
大学4年間を研究に没頭してきた理系学生と比べて、キャリアに対する不安や選択した専門が本当に合っているのかと悩んでしまうでしょう。
しかし、これはある意味当たり前でその不安を解消するために解決策を探さなければいけません。
解決策はすでに感じているけど、多忙な毎日に忙殺されているだけ
その解決策は、実はすでにあなたが感じていて、ただそれを言語化したり言葉に出していないだけだと思います。
また、忙しい毎日であなた自身の大切な人生について考えられていないことも関係しています。
一つ、ここで質問なのですが
- どんな生き方をしたいですか?
新卒の時にこの質問をされると、「なんだ漠然とした質問だな」なんて考えることが多かったかもしれません。
しかし、社会に出てから三年が経って再度考えてみると、具体的に考えられるようになっていませんか?
例えば、「出張をするような仕事をしたくない」とか「立ち仕事をしたくない」「二回り上の上司と一緒に仕事をしたくない」「給料は低くていいから定時に帰って趣味を楽しみたい」「在宅ワークができる仕事がしたい」などなど、これこそがあなたの人生を本当の意味で充実させる解決策になります。
つまり、転職やその方法を考える前に、どこで、誰と、どんな仕事をして、どんな休日を過ごしたいのかを改めて考えるべきです。
それが、キャリアを構築する際の一番最初のステップとなります。
25歳は転職するのに適した年齢
具体的にあなた自身のライフスタイルを考えた後は、果たして25歳で転職できるのかと疑問に思うでしょう。
結論を述べると、25歳は転職するのに適した年齢です。
実力も経験もないと感じるかもしれませんが、新卒のころと比べて会社での立ち振る舞いや業務の基本など基礎的なものはすでに覚えたと思います。
また、25歳という年齢は第二新卒と言われ、中途採用と新卒の中間として捉えている人事が多いです。
これが転職に適している証拠です。
中途採用となると、成果をすぐに求められますが第二新卒となると、まだまだポテンシャル採用です。
ポテンシャル採用だからこそ未経験でもまだまだ採用される余地があり、異業界への転職が可能となります。
年齢を重ねれば、重ねるほど転職できる回数は限られ、キャリアチェンジは難しくなっていきます。
そのため、今がそのチャンスなのだと気づくべきです。
自分に投資することを習慣化する
最後にお伝えしたい向き合うべき現実は、「自分に投資し続け」ないと若手にあっという間に追い抜かれることです。
すでにお気づきの方も多いと思いますが、インターネットの発展によって知識の格差はほぼなくなりました。
検索すればほぼ何でも知ることができますし、知識で競争相手と差をつけることはほとんど難しいと言えます。
しかし、自ら本を買い、株を買い、決算短信を読み、様々なビジネスにアンテナを張っている人とただ会社に行って生きている人では、3年後大きな差となります。
これは、社会人一年目の人が社会人三年目のあなたに勝ることを指します。
年九序列と終身雇用が終わった日本では、前者のような優秀な人と後者のような怠け者の格差が増々拡大していくことが予想されます。
そして、その格差はどんどん開き、後者の怠け者は優秀ではないがために会社を首になったり、派遣社員へと追いやられることも予想されます。
すると、今は正社員として働いているかもしれませんが、将来は時給1000円の非正規雇用として働き、年金が崩壊している時代を死ぬまで働き続けないといけない時がくるかもしれません。
これは脅しではなく、現実的にあり得ることです。
そのため、自分に投資し続けてください。
この意識が転職を成功させるコツでもあり、向き合うべき現実でもあります。